仕事(おもに医療)

ネットを見て、、、という話を聞いて

仕事(おもに医療)

外来で若い男性(20代前半)が、「ネットで見てタバコって怖いなぁと思って」、と携帯のボタンを押す動きを見せた。
世間で言われているから知識としてはあったが、若い年代では”ネットを見る”というのは、携帯から見ることを指すのだろう。

医療情報しかり、なんでも彼らに見てもらおうと思ったら携帯向けの情報を充実させなければいけない。
特に情報の瞬発力という意味では、携帯(Iphoneはじめスマートフォン含む)が最強であることは間違いない。

とはいえ、これは本当に知らないのだが彼らは家、または学校でPCを使っていないのだろうか?
携帯では画面が小さいとか、入力しにくいというデメリットがあると思うが、それを考えると携帯では少ない情報量のインプットがメインでの使用方法か。 

なんかだんだん受け身の生き方になっていきそうな気がします。
昔のSFで見た、飼い馴らされているというか。

そんなことを考えるのも私がだんだんおじさんになってきたからだろうと思いますが(笑)
とはいえ彼らの今の生き方は彼らの適応術で今の世の中にあっているはずで、私もそれを一度理解または納得できればなと考えています。


医師のキャリアの選択

Twitter 仕事(おもに医療)

昨日の夜はtwitterで知り合った医学生と恵比寿でご飯。
この4月から研修医だけどビジネスにも興味がありどちらに進もうか迷っているという相談も受けました。
本人の中では決まっていたんだろうけど、「親になんて言おう」等の問題があるようでした。
本人が納得いくようなキャリアを進めればいいなと思います。

医学部生が多様なキャリアを志向するようになった昨今、価値観の多様化も必要だなぁと感じることがあります。
今回の例でも、医学部を出たら医者になるしかない、といった価値観や、何年か臨床のブランクがある人は。。。といった価値観を踏み越えないと、新しい一歩に踏み出せません。
これはきっと他の学部でも同じで、新卒採用があれだけ激しい就職戦争になっている理由でしょう。
海外では大学卒業後にいつ働きだすかは本人の自由で(日本もですが)、卒業後何年か海外に行ったり、ボランティアをしたりしてから働く人も多いです。
だからといって就職の時にデメリットになることもなく、それが多様な生き方を支えています。

価値観というのはメリット、デメリットに支えられているので、多様な生き方をした方が人生得だ!みたいなことになると一気にかわってくると思うので、昨日食事した彼のような人が幸せな人生を歩んでくれると世の中変わってくるのかなと思います。

それにしても今日は暖かいですね。
ホワイトデーだし、美味しいものを妻と食べに行こかな。 


医者の仕事はワンストップサービスか?

仕事(おもに医療)

まだ完全には自分の中でまとまってませんが。

チーム医療の必要性が叫ばれてだいぶ経ちますが、まだまだ日本には普及して無いように思います。
ちなみにチーム医療とは、患者にとって必要なサービスを其々の専門職が責任を持ってその分野に対処することで、もちろんそれについての患者への説明も含めます。
海外では、治療計画を立てたり実際の治療は医者の仕事、薬の選定ならそこで薬剤師と相談するし、患者の家族の精神的ケアが必要になるとカウンセラーの出番、治療費の支払いに関しては事務の出番、入院患者の日常の様子が知りたければナースや介護士が一番知っている、食事の内容については栄養士へ、等それぞれに役割が決まっています。

日本では上記に挙げたことは医者に聞かれて、支払い等に関してのみ分からなければ事務に振る、といった状況です。
(支払いの事も何度も聞かれるのでだいたい覚えてきますが。。)
なので患者からすると、医者に聞けばだいたい全てわかるといった事になっていて、それで益々「医者と話したい」というニーズが生まれている気がします。
でもほんとはそれぞれの分野で患者に関わっている人が内容について一番知っている訳で、医師は治療全体を束ねるという立場から報告を受け患者に対して答えている、ということなのかな。
でも、例えばコンサルティングファームでもクライアントに対してリサーチャ一人一人が成果を報告することもありえないし、そう考えれば当たり前なのかな。

なんか腑に落ちないのは、まだ自分の中でこれが医者がするべき仕事でこれは他に振ってもいいという仕訳が完全に出来てないからだと思います。
書いていて思ったのは、患者の治療計画に関連する全体においては医者が他の業種からの報告を含め、答える方がいいかなということと、家族へのケアや支払いに関することは最初から他の業種へ振った方がいいのではということでした。

これ書いているのは、今ナースプラクティショアーの議論が盛んになってきててそれに伴いチーム医療の話も出てきているから。
其々の専門職をどう活かしていくかという話と、患者に対するコミュニケーション・インターフェイスとしての医師の立場をどう考えるかという話は、制度設計において考えなければならない点だと思います。


Macbook購入

アプリ 仕事(おもに医療)

今週ついにMacbook購入!
アプリを作るために必要だったけど、カードのポイントの関係で今まで待ってました、セコイ。。。

ともあれ購入、しかしMacって使い方がわからなくて苦手。
食わず嫌いなんだろうけど、キーボードでも思わずウィンドウズの要領で手が動いてしまいます。
Macbookにもウィンドウズ入れられるみたいだけどアプリ作るためにはMac OSじゃないと駄目だという認識(であってるよね??)。
どうにか早く慣れてアプリ作成の段階に入らなくては。
とりあえず昨日の夜にiphone SDKダウンロードしました(言った矢先に英語変換しようとして”1″押しました。。。)

Macbookとともに、今までauのデータカードを使ってたんだけどイーモバイルに変えました。
なぜなら明らかに便利だから。
多分月に払うお金はそんなにかわらないと思うんだよなー。
でも、通常使っているウィンドウズのノートパソコンも、Macbook、さらに今までほとんどネットに接続できなかったipod touchもwifiでつなげられます!!
これは、どのパソコンを持っていってもネット接続できるし、パソコン持っていくのが面倒ならipod touchだけ持っていけば最低限のネット接続が出来るという点で私の生活の中で画期的な変化です。
私が持っているauのデータカードはウィンドウズのみの対応だったので、場合によってはパソコン2台持って移動なのかな~??とかなり重い雰囲気でしたがこれも解消されました。

多分これからは家で使うのはウィンドウズ、外出時はMacbook、電車の中でipod touchと完全に分けられます。
で、悩んでいるのがauの携帯の方のパケット契約。
こちらはモバイルスイカを使っているので当面使用しますが、必要かな?
もしいらなければこちらも解約になるかもしれません。 


法人・個人の申告終了

仕事(おもに医療)

ようやく、法人・個人の申告が終了した。
医者って色んなところで働いている人が多いので個人で申告する必要があるし、会社が12月末決算なので3月1日までに申告しなければいけなかった。

個人は国税のウェブサイトの記入欄に、説明に沿ってやっていけばいいが一つ一つ源泉徴収票の内容を打ち込むのがめんどくさい、来年からは電子申告にしようかな。

法人は大阪の税理士事務所に頼んで決算だけお願いした。
仕訳とかは弥生会計(スタンダード)を買ってそれに打ち込んでいたので、少し修正してはもらったが特に大きな間違いはなかった様子。
この前会計士の友達と飲んだ時に、「今、税理士事務所では最安値が1仕訳=25円」という話を聞いて、すごく安くなってるなーと思ったけどアメリカとかでは会計はITソフトに記入して業者に修正の委託をするとインドに投げて安くやってもらってるみたいですね。
日本では日本語の壁のためになかなかそうなってはいないみたいですが、大連辺りではだんだん進んでいると聞きます。

「会計とITは親和性が高い」と友達が言ってましたが、数字でもって完結するという意味ではそうなんでしょうね。
日本の税務・会計事務所は、新しい付加価値を出さないといけないんだろうけど、経営の手助けしますって以外になんか候補あるんだろうか。
医療関連の仕事も、ITが入ってくれば外注が進むはず。
新しい世界を早く描き出した者が、色んな可能性を得られるのだと思います。


i phone/i pod touchのアプリを作る(勉強中)

アプリ 仕事(おもに医療)

i phone/i pod touchのアプリを作るために現在勉強中です。
そのために3月から講座に行く予定ですが、価格は約10万円。。。
それが高いのか安いのかは行ってみてからですが、完全にIT素人の私にとってはそれでアプリが作れるくらいのリテラシーが付けば納得かと。

昨日はミュージックステーションのスペシャルを見てしまいました。
Mステに出た1000組の歌手/グループの初登場の場面を超ダイジェストで流している訳ですが、Daniel Powterの’Bad Day’が懐かしくて、すぐにItuneで買ってしまいました、プリペイドの金額も余ってたもので。

でも、欲しいと思った瞬間に購入できるってすごいなぁ~。
しかも安い(150円)。
昔は欲しいと思って次の日にタワレコとか行って買わなきゃいけなくて、しかもシングルだと1000円!だから、かなり迷ったものでした。
150円って、アイス1個分だもんね。

買いたい気分が一番ホットな気分の時に買わせられるっていうのが、Ituneが売り上げにも客にも貢献しているところではないでしょうか。


八重洲でランチ

グルメ 仕事(おもに医療)

昨日は医者でコンサルの友人と八重洲でランチ、東京駅の韓国料理屋で石焼ビビンバを食べました。
友人は、私の記事が医療関連の雑誌に載っていたので連絡をくれたようです。
彼もビジネスを志向しているので、是非5月の真野先生を囲む会に来るよう誘いました。

久々の昼の東京駅はやっぱりビジネスマンで一杯。
私も組織に属していた時を懐かしく思い出しましたが友人との会話で、組織に属していた時にメリット・デメリット、独立した時のメリット・デメリットを話していくうちに、やっぱり独立するのが向いてるのかなと感じました。

ちなみに組織のメリットは当たり前ですが、社内のリソースを使えること。
人・物・金、これをふんだんに使えるのはやっぱりいいですな。
特に人というのは、会社がまだ小さいうちは足りないと常に感じるものです。。。


自分の検査数値に目をつぶりたい(PHRの続き)

仕事(おもに医療)

という人やっぱりいるんだ、という話です。
痛風の方ですが、採血をかなり頑固に拒んでいました。
「血をとるの痛いんでしょ?」「どうせ数値悪いから」
ということで長く抵抗されてましたが、無事採取。
結果はそれほどでもなく、、、という結末。
最後の一押しがなければ採血しなかったかもしれません。

前も書いたけど、自分の身体の事だから自分で管理するのが当たり前、と思うけど、なかなかそうはいかない現実もあると思います。
海外では癌が見つかれば本人に伝えないのは人権侵害となりますが、日本では家族の意向で(特に高齢者を中心に)本人に伝えないこともあります。

私も原則は本人に伝えるべきだと思います。
(診断前に本人が知りたくないという意向を表明されていれば別です)
どういう治療があって、治癒の確率はどれくらいで、という話も病名を告知しないと始まりません。
でも、だからといって家族の意向を無視してもいい土壌が今の日本にあるとは思いません。
説得、なんだろうなと思います。

別の話になりますが、今日NHKで雇用に関する番組をしていました。
解雇を通告された人が、解雇の無効を会社に訴えている例がほとんどでした。
もちろん正当な手続きに則っていない解雇は許されません。
ただ、番組の雰囲気としては解雇自体が駄目という感じになっていて、多分外資系企業だと思うのですが、パフォーマンスが下位15%の人を解雇の候補に挙げている例を出して、「安心して働ける環境を」と解説者が話しているのに違和感を感じました。

ずっと雇ってくれる安心感で伸び伸び仕事をしてくれるという例もあれば、ぬるま湯につかってまともに仕事をしない例もあるはずです。
私は人間は基本はサボりたいという欲望に打ち勝てないと思っているので、賃金の割に働かない人は解雇されるのは当然だと考えています。
GEも下位10%の人は毎年入れ替えているそうです。
リスクや不安を感じて、それでも慌てずに生活の中に組み入れていく、という作業を日本人は苦手にしているのではと思います。
大学の同級生で日系大企業のサラリーマンの友人は、「自分が首になるなんて考えたこともない」と話していました。

海外は解雇のリスクがあっても雇用流動性が高いので次の就職先が日本よりは見つけやすいかとは思います。
ただ、日本はあまりにも個人の生活を何か大きなものが守りすぎていて、自分の人生は自分で責任を持つという感覚を持ちにくいのではないかと。

そういった意味でPHRを進めるためには、不安とどうやって付き合っていくかという部分の教育を同時にする必要があると思います。


真野先生とお食事

仕事(おもに医療)

木曜日は多摩大学医療リスクマネジメントセンターの真野先生と、医師で起業している我々の世代ではトップランナーである知人の3名で食事でした。
医療業界、特に医師がかかわる世界での事業の話を主にしていたのですが、皆さんビジネス歴が長く、全て興味深いお話ばかり伺えました。

実はお二人は今回初対面で私がアレンジしたのですが、知人とメールをやりとりしている中で、知人も真野先生の著書の「医師は変われるか」を読んでビジネスの世界へ飛び込む後押しになったようです。
やはり我々の世代が続々とビジネス業界へ入るようになったのも、真野先生が先人として道を作ってくれたからなのだなぁと思います。

で、3人での食事が終わった後、知人と2人で渋谷で飲んでた時に、「我々だけじゃなく真野先生と話したい人はもっといるはずだ!!」という話になり、今年の5月を目途に、ビジネスに関連している医師で真野先生を囲む会をすることになりました。
まだ規模や告知方法等決まってないのですが、面白い人がたくさん集まる予感がします。
今から楽しみです!


PHRについて

仕事(おもに医療)

来月、多摩大学医療リスクマネジメントセンターのからみで、PHR(Personal Healthcare Record)関連の講演が2件あるようだ。
PHRについては前の会社の先輩と少し話したこともあるし、興味もある。
ちょうど執筆も終わって時間があるので、PHRについて考えてみた。

まず、PHRのメリットは、個人の医療情報を病院ではなく自分で持つこと。
血圧、コレステロール値・その他血液データ、CT・MRI等画像データ、既往歴、アレルギー歴、薬の副作用歴、ワクチン接種歴、家族歴、等の管理を自分ですると、数値が悪くなれば病院に行けばいいし、どの病院に行っても新しく一から説明せずにすむし、医者からみると良いことしかない。

ただ、私の直感では「不安を常に感じるストレス」というのが、将来的に広まる際に懸念点になるのではと思う。
PHRの情報の種類に大きく分けて2つある。
1.過去の情報
既往歴、過去の血液・画像データ等
2.現在進行形のデータ
主に生活習慣病(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症等)の治療中・経過観察中で、毎日観察することが望ましいデータ

1.については、「めんどくさい」という難点はあるが持つことによる精神的ストレスもないし、既に持ち歩いている人もいるし、国民総背番号制(でしたっけ?)が導入されれば各病院から名寄せも簡単になるだろうから、流行るというか、あって当然のものになっていくんだろうなぁという感じ。所詮データ管理をどうするかという問題です。セキュリティの問題はきっと解決できるはず、銀行口座だってネットで管理してるんだから。

2.については、色んな会社が取り組んでいるみたい。GE、Google、MSなどなど。これが流行らない理由は今のところ、”毎日の測定がめんどくさいから”ということになっているようで、もっと簡単に血圧・血糖などが測定できてデータ収集できるように技術開発が進められていると予想しています。(血糖測定も採血せずにできるように研究中みたいですね。)
ただ、特に現役で働いている人を中心に、「そんな数値で日常の平穏な心を煩わされたくない」ということが心の奥底にある気がします。やはり自分の身体のことだから少しの変動で一喜一憂するし、そんな不安を抱えて毎日を過ごしたくないのではないかと思います。
なので、毎日の測定はするけど見たくない人は数値を見なくて、ただデータのみが収集されていくという装置があってもいいのではと考えたりします。

うーん、これ筋のいい話かな?だいぶずれてるんだろうか?よくわかりません。
本来的には自分の身体なんだから自分で管理した方が良い、というのは理解できますが、いまいち腑に落ちてない自分もいます。


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