5月2010

職場復帰に際して、周囲の同僚はどう対応するか

仕事(おもに医療)

産業医の仕事をしていると、精神疾患で休職した人の職場復帰ん関わることがよくある、というか最近ではそれが産業医のメインの仕事の一つと言ってもいいいいだろう。
最近では企業もずいぶんと慣れてきていて、精神疾患を発症した後、どのように休職手続きをとり、どんな制度が仕えて、復帰に際してどんな条件が必要で、というガイドラインやシステムが整ってきている。
世の中にもそのような書籍がたくさんあるし、一通りのシステムを用意するのは難しいことではなくなっている。

しかし、復帰後の面談をして一番感じることは、復帰した人の周りの同僚や上司が、どう対応してよいかわからなくて困っているのでは?ということだ。
「職場のうつを見つけるには」みたいな本はあるけれど、復帰した同僚にどう接するか書いてある本は見たことないし、ガイドラインにも載っていない。
でも、復帰した人が一番気にしているのが自分が同僚にどう見られているかや、自分が周りにとって役に立っているかと、いうことで、そこが復帰がうまくいくかどうかの肝になっている。

ただ、周りの人たちも戸惑っているというのが本音だと思うので、そこを打破する教本なりシステムなりを作っていこうと思う。


正しいことや事実を指摘する時

Twitter オフ

最近ツイッターやらネットサーフィンやらなんやら見ていると、自分が正しいからと口調を問わない感じで指摘している場面を見る。
なんだかなぁと思う。
正しいから、事実だからどんなふうに言ってもいいと思ってる間はまだお子ちゃまな感じがしてしまう。
(本人はどうだか知らないが)自己顕示欲、ストレス発散に見えてしまうからだ。
一番重要なのは、指摘して変わってもらってみんながハッピーになることだと思うのだけど、そんな感じがしないのが一番イライラしてしまう原因か。

と言ってもこのブログの文章だって自分が正しいと思って書いてて、ストレス発散に見えるんだろうなと思う。
トートロジーに陥らないためにはこんな文章じゃなく、そういう発言している人が自分で納得して行動を変えてもらうような内容を書かないといけないのだが。。。
子供のころに聞いた、「相手の気持ちを考えて」というのが、いつまでたっても重要な言葉になっている。

でもなぁ、わかる気もする。
一つの世界にずっといたり、若かったり。
若気の至りというのはあると思いますが、年取ってあんな感じではちょっと痛いので、なるべく自分は気をつけていこうと思います。


医師の多様なキャリアを考える会、せまる

仕事(おもに医療)

3ヶ月くらい前から企画していた「第1回医師の多様なキャリアを考える会」が、今週土曜日と近づいてきた。
http://blog.livedoor.jp/flavabridge/archives/1327816.html
既に30名を超える参加者から申し込みを頂いているので、会場では色んなシナジーが得られそうだ。
事前に参加者から質問を頂いていて、講師の真野先生がそれに答えながら全員でディスカッションするのはいろんな意見が聞けそうで楽しみ。
若い方の参加も多いので、過激な意見がでるのを期待してしまいます。

話は変わって、自分のダイエット。
ツイッターのダイエットハッシュタグに参加するも全然ツイートせず、だらだらと過ごし完全に体重増加中。
どうしようどうしよう。
それでも今日から飲み会が3連日続きます(泣)

ポロシャツが似合う体型になりたい。。。


自分の健康診断

仕事(おもに医療)

今日勤務先の病院で自分の健康診断。
血液検査、尿検査、レントゲン、心電図、視力/聴力検査、血圧等々と一般的なものをしました。
レントゲンや心電図は出来たものを自分ですぐ見たけどショック。。。
レントゲンはなんか骨に石灰化っぽいのがあるし、心電図は前は見られなかった小さな脚ブロックが入ってる。しかもT波ってこんな高かったっけ???

だんだん歳とってるんだなーと軽くショックな日でした。
さて今日の夜は友達とたこ焼きパーティです。
かるーく食べてダイエットも気にして(笑)、なんとか健康な体を維持したいものです。 


藤巻さんの本「藤巻流 実践・巻き込み術」

仕事(おもに医療)

産業医の本を探しに図書館に行った時に見つけて借りて読みました。

藤巻流 実践・巻き込み術
藤巻流 実践・巻き込み術
著者:藤巻 幸夫
販売元:講談社
発売日:2009-04-21
おすすめ度:4.5
クチコミを見る

藤巻さんの仕事上の経験をもとに、どうやって人を巻き込み巻き込まれて仕事を進めていくか、という内容です。
苦手な分野なのでとても興味深く読みました。

伊勢丹に入った時の事や、バーニーズ・ニューヨークでの苦労、福助を再生した話などエピソードとしても面白い話がたくさんです。
私が一番感動したのは、藤巻さんは仕事をするためにスキルとして人を巻き込んでいるのではないということ。
楽しいことをしたい、ワクワクする仕事がしたい、そういったことを共有できる人と一緒に仕事がしたい!という一念でずっとやってこられたのだなと思います。
最近はスキルや人脈等の文脈でコミュニケーションが語られることが多いですが、藤巻さんのような生き方がいいなぁ。

詳しい内容は、全3章にそれぞれ10-20個くらいの小題があり全50個の仕事術が書いてあります。
その中で私が心に残った言葉は、以下です。
・ステージが上がるほど、視線の平等とイメージ力を意識する
・年下にはこちらから質問してあげる
・自分の話したくないことを話す
・自分に自信のない時はスピード感

最初のほうに書いてあるけど、ほんとにこの人はホスピタリティがあふれた人だなぁと感動しました。
そして自分をさらけだす勇気のある人。

いつも朝日新聞土曜日のBeで見る藤巻さんとは違った一面が感じられ、こちらも勇気をもらえる一冊でした。


緑がきれいだ&幸福度調査はいらない

オフ 仕事(おもに医療)

家の近くの桜並木は、ちょっと前まで花が咲いていたのにGWが終わって東京に帰ってくると緑がだいぶ濃くなっていた。
散歩してる時に1枚撮ってみた。
ゆっくりできる時間があるといいねぇ。

 

と、話は変わって今話題の勝間さんとひろゆきさんの討論ですが、基本的にはひろゆきさんが言ってることに共感することが多い自分がいるのですが、その自分に反省しなきゃな~と思ったりする一面もあります。

それは、「起業したい人がすればいい」「何に幸福を感じるかは人それぞれ」というのは個人レベルでは全くその通りに思うのですが、例えば起業が進む社会は経済成長を促す、というデータがあると仮定すると、全体としての社会のポテンシャルを生かせていないということになります。
結果財政がさらに困窮して社会福祉に必要なサービスが滞ったり、ということになれば良くないね、とは思います。
たぶん、ひろゆきさん的考えでは、そうなる可能性はあるけどそういった価値観の社会を選んだのは今生きている人全員で、結果そうなればしょうがないんじゃないの、そこまでいくちょっと前にお金ちょっとは必要だよねと言うことでもう少しだけ頑張るんじゃないの、みたいな感じかと。それも含めた選択ですよね、と。

対する勝間さんは、非常に全体最適の事を考えておられて、もっと準備しましょう、環境整備しましょう、個人でもリスクヘッジが必要だしそれをすることにより全体も成長する可能性が高くなるから、全員のリスクも小さくなりますよ、だから頑張りましょう、といった感じでしょうか。
確かに討論であの態度はないよなと思いましたが、全体最適を考えて話してるんだろうなとは感じました。

ひろゆきさんは社会の成員を自立した存在と見ていて勝間さんは成員を手助けしないといけない存在と見ている。
ただ見方を変えると、ひろゆきさんは何が起こってもそれは自己責任ですよ、ちゃんと自分で対処するんでしょ?と思っているように見えるし、勝間さんはそれぞれに対する処方箋が必要で誰かが提示する必要があるのでは?と思っているように見える。

やっぱり昔から社会の概念に対する論争の内容って変わっていないんだなぁと思います。

話はまたちょっと変わって、2人の論争中に出てきた幸福度調査について。
もうこんなの止めれば?と思います。
数字になってるから客観的なデータに見えるけど、こんなもんめちゃめちゃ主観的なものじゃないですか?
同じ状況にいても人間性や文化で違う点数になるものにしばられてどうするの?
ひろゆきさんの言ってるように、私は日本という国は暮らしていくのにこんなに良い国はないと思います。
幸福度調査なんて意味ないことするんだったら、安全性なり上下水道普及率なりを比べればいいのにな。


「女性医師のための産業医勉強会」のご案内 6月17日(木)13時15分~15時

仕事(おもに医療)

※転送歓迎

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「女性医師のための産業医勉強会」開催のご案内

- 617日(木)1315-15

 

(Web: http://blog.livedoor.jp/flavabridge/archives/1378788.html )
 

この度、特に子育て中の女性医師の方向けに、「女性医師のための産業医勉強会」を

開催致します。

産業医業務とは何か、どうやって仕事を選ぶのか、始めた時に実際に困ることは何

か、等を中心に講師の先生にお話を頂きます。

 

子育て中の医師にとって、臨床現場は時間の制約もあり本人にとっても周囲の医療従

事者にとっても満足いく環境にはなっていません。

産業医業務は、医師としての知識を活用することができ、尚且つ時間的にも区切りを

つけやすいので働きやすい環境です。

また、専属産業医ですと子育て支援等の福利厚生も活用できます。

 

このように、子育て中の医師にとって産業医という仕事はとても良い環境ですが、な

かなか一歩を踏み出せない方もいらっしゃると思います。

具体的には以下のような懸念点があるのではないでしょうか。

・臨床を離れてしまって大丈夫か

・産業医をしたことがないので、どのような知識が必要かわからない

・産業医をしたいが、どうやって仕事を始めればよいのか分からない

・実際に業務を始めてみて、不安に思った時の対応がわからない

 

今回の勉強会では以上のような懸念点にお答えする講義と、実際に子育て中で産業医

業務も行っている女性医師の方にも実情をお話ししていただきます。

 

以下は勉強会の内容になります。

*尚、お子様連れの参加も可能です。(保育士はおりませんのでお子様と一緒に講義をお受けください)
 

【勉強会名称】

「女性医師のための産業医勉強会」

【開催日時】

617日(木)1330分~15

【場所】

101-0054

東京都千代田区神田錦町321 ちよだプラットフォーム


週刊東洋経済のクスリ特集

仕事(おもに医療)

今週の週刊東洋経済のクスリ特集を見た。
率直な感想は、「難しい。。」
これ全部読んで、フムフムと納得して気持ち良くなる人はいるんだろうか?読むのにかなりパワーいりました。知ってるから逆に全部理解しようとし過ぎるのかな?

なんかメジャー経済誌で最近医療特集多いのできっと売れてるんだと思いますが、知ってる業界なだけに、雑誌ってどこまで考えて読むんだっけ?と悩んでしまいます。
また読む度に内容から自分でso whatを考えるのが難しいなとつくづく感じてます。


財布入りかばんを電車に忘れた

オフ

もう、びっくりした。
雨が降っている時にかばんを網棚に置いたら、傘だけ持ってすっと降りてしまった。
10mくらい歩いて、「あ」。
振り返ると電車は動いていて急いで駅員の人に言ったのでした。

「終点の新木場まで25分くらいかかるので、着いてから探すことになります」と言われ、その時間はドキドキしっぱなしでした。
結局かばんは見つかりましたが、もうほんとにこんなに日本の治安に感謝したことはありません。
ありがとう、ジャパン!!

さて、これからGWに実家で法事があるので帰りますが、電車混んでるんだろな~、あーやだやだ。