1月2010

自分の検査数値に目をつぶりたい(PHRの続き)

仕事(おもに医療)

という人やっぱりいるんだ、という話です。
痛風の方ですが、採血をかなり頑固に拒んでいました。
「血をとるの痛いんでしょ?」「どうせ数値悪いから」
ということで長く抵抗されてましたが、無事採取。
結果はそれほどでもなく、、、という結末。
最後の一押しがなければ採血しなかったかもしれません。

前も書いたけど、自分の身体の事だから自分で管理するのが当たり前、と思うけど、なかなかそうはいかない現実もあると思います。
海外では癌が見つかれば本人に伝えないのは人権侵害となりますが、日本では家族の意向で(特に高齢者を中心に)本人に伝えないこともあります。

私も原則は本人に伝えるべきだと思います。
(診断前に本人が知りたくないという意向を表明されていれば別です)
どういう治療があって、治癒の確率はどれくらいで、という話も病名を告知しないと始まりません。
でも、だからといって家族の意向を無視してもいい土壌が今の日本にあるとは思いません。
説得、なんだろうなと思います。

別の話になりますが、今日NHKで雇用に関する番組をしていました。
解雇を通告された人が、解雇の無効を会社に訴えている例がほとんどでした。
もちろん正当な手続きに則っていない解雇は許されません。
ただ、番組の雰囲気としては解雇自体が駄目という感じになっていて、多分外資系企業だと思うのですが、パフォーマンスが下位15%の人を解雇の候補に挙げている例を出して、「安心して働ける環境を」と解説者が話しているのに違和感を感じました。

ずっと雇ってくれる安心感で伸び伸び仕事をしてくれるという例もあれば、ぬるま湯につかってまともに仕事をしない例もあるはずです。
私は人間は基本はサボりたいという欲望に打ち勝てないと思っているので、賃金の割に働かない人は解雇されるのは当然だと考えています。
GEも下位10%の人は毎年入れ替えているそうです。
リスクや不安を感じて、それでも慌てずに生活の中に組み入れていく、という作業を日本人は苦手にしているのではと思います。
大学の同級生で日系大企業のサラリーマンの友人は、「自分が首になるなんて考えたこともない」と話していました。

海外は解雇のリスクがあっても雇用流動性が高いので次の就職先が日本よりは見つけやすいかとは思います。
ただ、日本はあまりにも個人の生活を何か大きなものが守りすぎていて、自分の人生は自分で責任を持つという感覚を持ちにくいのではないかと。

そういった意味でPHRを進めるためには、不安とどうやって付き合っていくかという部分の教育を同時にする必要があると思います。


真野先生とお食事

仕事(おもに医療)

木曜日は多摩大学医療リスクマネジメントセンターの真野先生と、医師で起業している我々の世代ではトップランナーである知人の3名で食事でした。
医療業界、特に医師がかかわる世界での事業の話を主にしていたのですが、皆さんビジネス歴が長く、全て興味深いお話ばかり伺えました。

実はお二人は今回初対面で私がアレンジしたのですが、知人とメールをやりとりしている中で、知人も真野先生の著書の「医師は変われるか」を読んでビジネスの世界へ飛び込む後押しになったようです。
やはり我々の世代が続々とビジネス業界へ入るようになったのも、真野先生が先人として道を作ってくれたからなのだなぁと思います。

で、3人での食事が終わった後、知人と2人で渋谷で飲んでた時に、「我々だけじゃなく真野先生と話したい人はもっといるはずだ!!」という話になり、今年の5月を目途に、ビジネスに関連している医師で真野先生を囲む会をすることになりました。
まだ規模や告知方法等決まってないのですが、面白い人がたくさん集まる予感がします。
今から楽しみです!


PHRについて

仕事(おもに医療)

来月、多摩大学医療リスクマネジメントセンターのからみで、PHR(Personal Healthcare Record)関連の講演が2件あるようだ。
PHRについては前の会社の先輩と少し話したこともあるし、興味もある。
ちょうど執筆も終わって時間があるので、PHRについて考えてみた。

まず、PHRのメリットは、個人の医療情報を病院ではなく自分で持つこと。
血圧、コレステロール値・その他血液データ、CT・MRI等画像データ、既往歴、アレルギー歴、薬の副作用歴、ワクチン接種歴、家族歴、等の管理を自分ですると、数値が悪くなれば病院に行けばいいし、どの病院に行っても新しく一から説明せずにすむし、医者からみると良いことしかない。

ただ、私の直感では「不安を常に感じるストレス」というのが、将来的に広まる際に懸念点になるのではと思う。
PHRの情報の種類に大きく分けて2つある。
1.過去の情報
既往歴、過去の血液・画像データ等
2.現在進行形のデータ
主に生活習慣病(高血圧、糖尿病、高コレステロール血症等)の治療中・経過観察中で、毎日観察することが望ましいデータ

1.については、「めんどくさい」という難点はあるが持つことによる精神的ストレスもないし、既に持ち歩いている人もいるし、国民総背番号制(でしたっけ?)が導入されれば各病院から名寄せも簡単になるだろうから、流行るというか、あって当然のものになっていくんだろうなぁという感じ。所詮データ管理をどうするかという問題です。セキュリティの問題はきっと解決できるはず、銀行口座だってネットで管理してるんだから。

2.については、色んな会社が取り組んでいるみたい。GE、Google、MSなどなど。これが流行らない理由は今のところ、”毎日の測定がめんどくさいから”ということになっているようで、もっと簡単に血圧・血糖などが測定できてデータ収集できるように技術開発が進められていると予想しています。(血糖測定も採血せずにできるように研究中みたいですね。)
ただ、特に現役で働いている人を中心に、「そんな数値で日常の平穏な心を煩わされたくない」ということが心の奥底にある気がします。やはり自分の身体のことだから少しの変動で一喜一憂するし、そんな不安を抱えて毎日を過ごしたくないのではないかと思います。
なので、毎日の測定はするけど見たくない人は数値を見なくて、ただデータのみが収集されていくという装置があってもいいのではと考えたりします。

うーん、これ筋のいい話かな?だいぶずれてるんだろうか?よくわかりません。
本来的には自分の身体なんだから自分で管理した方が良い、というのは理解できますが、いまいち腑に落ちてない自分もいます。


執筆終了&久々の当直

Twitter 仕事(おもに医療)

今週締め切りの原稿をようやく終えました。
ふむふむ、疲れるもんだと。
ギリギリにならないと仕事が進まない癖は良くないですね。

昨日の夜は久々に当直をしました。
夜の病院で一人いると相当怖いです、寝る前に金縛りにあうんじゃないかと思いました、あいませんでしたが。
当直をしているとツイッターとかいいですね、誰かと会話をしている感じがしたり、ほっといてもよかったり。
当直時にツイッターしてる医者ってけっこういたりするんじゃないかなと思います。

今日の夜は家に帰ってゆっくり寝たいと思います。


新宿Beer Bar(第2弾)

オフ グルメ

先日、新宿のbilly barew’s beerにまた行ってきました、またと言っても半年ぶりくらいですが。。。
前と同じ楽しいスタッフがいて、若いのによく話すなぁと感心します。

その方も個人事業主として独立したようで、一緒に行った友人も会社を作ったばかりだったので、最近は自分で何かしようとする人が多いんだなぁとふと思いました。

ちなみにbillyのビールは本当に美味しいです。
食事もビールと一緒に食べるにはぴったりですので、時間がある時にふらっと寄るのがいいんじゃないでしょうか。
きさくな店員さんもいて、会話には困らないと思いますよ。


学生時代のテニスサークル仲間と新年会

オフ グルメ

昨日の夜は学生時代のテニスサークル仲間と新年会でした。
新宿の豚のお店でしたが、17時から22時までいて早く帰れというプレッシャーもなく、居心地の良いお店でした。
5人で集まりましたがほとんどの人が結婚をして、子供がいる人もいてみんな落ち着いてました。
転勤の可能性があるとか家を建てたいとかの話も出て、みんな立派な社会人してるなぁと感心しました。

私はというと、なかなか将来像を確固たるものにできていないので、みんなの話を聞いているのが主でしたが、とても楽しい時間を過ごしました。
最後はみんなで写真を撮って、それがすごいいい表情で撮れたのでアップしたいくらいなのですが、顔バレしたくない人もいると思うので難しい(でもほんとにみんないい表情)

それから解散して私はyomicaへ。
年末に3回行ったら、貸切・満員・年末で閉店、と3連敗だったので昨日は入れてうれしかったです。
ブードルズを1杯だけ飲んで帰りましたが、今年もお世話になりそうです。


仕事初め

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