顔が輝いている

オフ

3月末に上海、夏にスイス・パリに行くことになった。
上海には叔父の知り合いがいるので何度か訪れているが、行く度に街が変わっていて歩いてる人たちも活気があって、自分も頑張ろうという気にさせてくれる。
ヨーロッパはあまり行ったことはないのだが、予想では街は昔と変わらず人も変わらずでも人生を満喫している人が住んでいると思っている。
2つの対比ができるのは楽しみだ。

今日の夜は中目黒でピザとパスタを食べたのだが、家族4人組で来ていたお父さんが、現在は脂肪のほうが多くなっているが昔アメフトかラグビーをやっていたようながっしりしている体格で明るくたくさん話していて、奥さんも楽しそうで子供たちも健やかに育っていそうだった。
お父さんの顔はとても輝いていてなんでこんな顔ができるんだろうかと考えると、仕事もきっちりしていそうだし、家族からもりっぱなお父さんという承認を得ていそうだった。

結局、自信を持って生きているということなのだが、今自信を持って生きているのは1.仕事でも家族でもなんでもいいが他者からの承認を得て自分の人生を確信して自信を持っている人か、2.他者からの承認なく自分だけで自信を持って生きている人か、ということだ。

上海やヨーロッパに住んでいる人達は、顔が輝いている気がする。
今日本に住んでいる人が顔が輝くようにするにはどうすればいいのか。
1.は人生的にはとても幸せだがこれを成し遂げられるのは生まれ持った性格によるところが大きい。
そうすると2.の方法が必要だが、現代ではこれが難しくなっている。

昔は家族が大きくておばあちゃんや兄妹など誰かが承認してくれたり、学校で勉強やスポーツや歌がよくできたり、友達同士で漫画とかが詳しかったりすると、承認を得られていた。
今は家族が小さくなってしまったし、情報化社会になって自分より出来る人や詳しい人がいることがすぐ分かってしまうし、なかなか難しいだろうなと思う。

書いていて思ったのは、私が今いる医療・介護の世界は、仕事をして顧客から感謝され承認されるというのはとても幸せな世界だなということだ。
世間からはきついし給料が安いと言われている介護の世界でも、働いている人は満足そうだ。人の役に立っているという実感があると思うし、患者さんにも実際に「ありがとう」という言葉をかけられている。
今の時代に働いて他者から、特に顧客からそういった承認を得られるのはまれなことだと思うし、とてもありがたいことだ。

なかなか今の人生で納得していない人は転職を考えるのであれば、衣食住やその他生活に深く関わる分野で働くのがいいのではないだろうか。
世の中色んなチャレンジがあって、知人の中国人も生活を良くするために他国に行って頑張っていてチャレンジングだなと思うが、顔を輝かすためにチャレンジするのもいいのではと思う。


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