上海の感想
上海に行った。
中国人にもたくさん会った、街も人も活気が溢れていた。
どうすれば今より良い状態を作れるのか、みんなが常に考えていた。
日本では内向きの議論ばかりで、どうやって今の状態を守れるかという話ばかりだ。
大学生も海外に興味を無くしている。
この状態を作ったのは日本全体の雰囲気だ。
ただ、今の上海と日本を比べるのもフェアではないと思う。
人のやる気というのは、自分の努力に対してどれだけ報われたかが大きな要素となるからだ。
成長曲線でいうと、上海は一番傾きが大きなところ、日本はこれからはわからないが今は傾きが小さい。
となると努力が報われるかどうかわからない時代で、頑張らずに身の丈を、とおもっても不思議ではない。
しかし、個人の成長曲線と、国の成長曲線は違うのではないだろうか。
自分の価値が上がることは彼らにとってたいしたことではないのだろうか。
自分の価値を上げてそのじぶんが日本のために貢献することは素晴らしいと思うのだが。
一番思ったことは、少なくとも上海の彼らはとてつもなく努力している。
自分の将来を真剣に考えている。
選択する際の条件にお金を入れることはそんなに汚いことか。
自分のした事に価値を認めて欲しいことはおかしいことか。
頑張ったり、努力することを認めてもらえないのは寂しいと思う。
真剣に将来を悩んでいる彼らに親近感を持った。
2010年4月5日