4月2010

実際に動いてもらう動機づけ

仕事(おもに医療)

先週は産業医の仕事。
働いている環境や長時間勤務の改善、それに伴う心身の健康に関するアドバイスをする職務だ。

どれだけ良い会社でも何らかの問題は必ずあり、それらを指摘することになるのだが、会社自体や本人も問題に気付いていることが多い。
忙しい日常生活の中でいかに行動を変えてもらうかが、産業医が出す価値だと感じました。
その意味では第三者に言ってもらう効果というのはコンサルティングにも通じています。
あと、生活習慣病を見る医師と、対クライアントの対応は似ていますね。

要は、単に「これダメですよ」と言っても効果は何もないということ。
頭でわかっていることをどうやって日常につなげてもらうかが重要です。
非常勤産業医では訪問する回数が少ないので、改善策をその場で一緒に考えて、日常に照らし合わせて可能なこと、不可能なことを理解しあい、その上で「こうしてみては?」と提案することが、動いてもらうキーだと思います。
なのでドラスティックな変化!というのはなかなか期待しにくいですが、じっくり長くつきあっていき出発点と到達点の違いを感じるのも醍醐味だという気がします。

改善したい、という気持ちはみんな持っているのでその気持ちを萎えさせないようにしないと、長期的な改善は望めませんね。


袋にお入れ致しましょうか?(コンビニで)

オフ

1,2年くらい前からか、エコの名前を使ったコスト削減が始まった。
コンビニでジュース1個とか買った時に、袋は必要ないかと聞く、「このままでいいですか?」というあれだ。
私はこの「このままでいいですか?」が大嫌いだ。

そもそもエコっぽく言ってるけど、使わなかった分の袋のコストを寄付しているなんて聞いたことないので単にコスト削減の一環だろう。
それに他に何も袋持ってなくて「いやいや、いるやろどー見ても?」みたいな時も「このままでいいですか?」と聞いてくるのも嫌だ。

なにより一番理不尽に思っていることは、「このままでいいですか?」と聞かれて、もし袋が必要な時にこちらは、「袋ください」とお願いする形になってしまい、正直「んっ!?」って思ってしまう。(心が狭くてすいません)
それが嫌で、「駄目です」「よくないです」といった返事をしてみたこともあるが、コミュニケーション的にちょっとザワザワしたものになる。
なのでどっちにしろ私は「このままでいいですか?」が嫌いだった。

そこで、今日だ。
あるコンビニでスタバのコーヒーを1つだけ買った。
レジでお金を払う時、「あーあ。また、このままでいいですか?、だな」と思っていたら、
「袋にお入れ致しましょうか?」
ときた。
突然のことで、「いや、大丈夫です」とかえし、コーヒーをもらってそのまま店を出た。
おー、なるほど!こういう風に言えばすごい滑らかコミュニケーションだね!
袋がいらなければ私が言ったように「大丈夫です」「いいです」でいいし、必要なら「はい」「お願いします」と返せばいい。
この「お願いします」は、そもそも向こうから提案していることなので、あまりお願いしている感じはない。

ということで提案。
コンビニの人、是非「袋にお入れ致しましょうか?」と聞いてください。
とても円滑なコミュニケーションになります。

ちなみにですが、私がもう一つ嫌いなコンビニ言葉に、「スプーンお付けしますか?」があります。
いるっちゅうねん。


日本での農業

仕事(おもに医療)

日本で農業をする、というのがだんだん盛んになってきている。
この投資は将来的に大きなリターンがありそうな気がする。

今後、相対的に日本の国力が落ちるのは自明で、それと同時に日本の通貨である「円」も価値が下がっていく(んですよね?)。
そうすると今まで海外から購入してきた農作物は割高になり、国産の物の競争力が強くなるのではないか。
ドルやユーロ、元に対して今の半分以下の価値しかない、みたいなことはすごく起こりうる未来だと思う。

その時に強い産業は何か、考えておく必要がある。
単純に考えると輸出産業だが、その他は??
医療等の労働集約型産業はどうなるのだろうか。


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産業医に興味のある女性医師

仕事(おもに医療)

昨日、産業医の先生にお会いした。
そうすると、産業医の仕事は企業の仕事なので臨床のように当直等はなく、福利厚生もしっかりしているので子育て中の女性医師にはぴったりのキャリアなのではないかとお話しされた。
ただ、産業医の経験がないと不安だろうし、ピットフォールにはまった時にどうしていいかわからないだろうとのこと。
また、臨床を離れることにも懸念を感じる人がいるだろうということ。

そこで6月17日(木)に、女性医師限定で「初めての産業医」をテーマにセミナーを開くことにした。
自分の限られた時間で、自分のスキルを使ってどのように世の中の役にたっていくか。
産業医に興味を持っている方にとって、すぐに実世界で役に立つセミナーにしたい。
もちろんお安く(1,000円くらい?)、子供連れ可で。

詳細は追って(多分5月上旬)、色んなところで案内したいと思います。


花見

オフ

昨日は友達と自宅で花見。
それぞれに彼女を連れてきて計6人でとなった。

昼からお酒を飲むとだいぶ酔っ払いますね。
「飼い犬を姓名判断して名前を変更」や「生田斗真がジャニーズなのに演技がうまい」などの自説を力説する人たちがいました。

4月なのにちょっと肌寒くいですね。
早く暖かくなればいいのになぁ。


上海の感想

オフ

上海に行った。

中国人にもたくさん会った、街も人も活気が溢れていた。

どうすれば今より良い状態を作れるのか、みんなが常に考えていた。

日本では内向きの議論ばかりで、どうやって今の状態を守れるかという話ばかりだ。

大学生も海外に興味を無くしている。


この状態を作ったのは日本全体の雰囲気だ。

ただ、今の上海と日本を比べるのもフェアではないと思う。

人のやる気というのは、自分の努力に対してどれだけ報われたかが大きな要素となるからだ。

成長曲線でいうと、上海は一番傾きが大きなところ、日本はこれからはわからないが今は傾きが小さい。

となると努力が報われるかどうかわからない時代で、頑張らずに身の丈を、とおもっても不思議ではない。


しかし、個人の成長曲線と、国の成長曲線は違うのではないだろうか。

自分の価値が上がることは彼らにとってたいしたことではないのだろうか。

自分の価値を上げてそのじぶんが日本のために貢献することは素晴らしいと思うのだが。


一番思ったことは、少なくとも上海の彼らはとてつもなく努力している。

自分の将来を真剣に考えている。

選択する際の条件にお金を入れることはそんなに汚いことか。

自分のした事に価値を認めて欲しいことはおかしいことか。

頑張ったり、努力することを認めてもらえないのは寂しいと思う。

真剣に将来を悩んでいる彼らに親近感を持った。


上海楽しかった(写真メイン)

オフ

先月末に上海へ2泊3日の旅行。
大学の先輩が上海に住んでいるので泊めてもらったり、色んなところを案内してもらった。
平日は仕事で忙しいのに週末遊んでもらってほんとにありがたかったです!

写真は2日目に行った蘇州の写真。

「寒山寺」
蘇州夜曲の詩にもでてくるお寺。
有名な鐘も鳴らしてきました。

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「虎丘

傾いている塔。行くまでの階段がやや辛かった。
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これは1日目の夜の外灘を浦東側から見たもの。
人一杯でした。

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浦東のテレビ塔。
浦東は10年前はテレビ塔とあと2,3つしか高層ビルはなかったのに、今や新宿高層ビル街よりすごい。

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3日目に行った復旦大学正門を入ったところ。
中国ではどこの大学でも正門に毛沢東の像があるみたい。
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