職場復帰に際して、周囲の同僚はどう対応するか

仕事(おもに医療)

産業医の仕事をしていると、精神疾患で休職した人の職場復帰ん関わることがよくある、というか最近ではそれが産業医のメインの仕事の一つと言ってもいいいいだろう。
最近では企業もずいぶんと慣れてきていて、精神疾患を発症した後、どのように休職手続きをとり、どんな制度が仕えて、復帰に際してどんな条件が必要で、というガイドラインやシステムが整ってきている。
世の中にもそのような書籍がたくさんあるし、一通りのシステムを用意するのは難しいことではなくなっている。

しかし、復帰後の面談をして一番感じることは、復帰した人の周りの同僚や上司が、どう対応してよいかわからなくて困っているのでは?ということだ。
「職場のうつを見つけるには」みたいな本はあるけれど、復帰した同僚にどう接するか書いてある本は見たことないし、ガイドラインにも載っていない。
でも、復帰した人が一番気にしているのが自分が同僚にどう見られているかや、自分が周りにとって役に立っているかと、いうことで、そこが復帰がうまくいくかどうかの肝になっている。

ただ、周りの人たちも戸惑っているというのが本音だと思うので、そこを打破する教本なりシステムなりを作っていこうと思う。


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