藤巻さんの本「藤巻流 実践・巻き込み術」

仕事(おもに医療)

産業医の本を探しに図書館に行った時に見つけて借りて読みました。

藤巻流 実践・巻き込み術
藤巻流 実践・巻き込み術
著者:藤巻 幸夫
販売元:講談社
発売日:2009-04-21
おすすめ度:4.5
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藤巻さんの仕事上の経験をもとに、どうやって人を巻き込み巻き込まれて仕事を進めていくか、という内容です。
苦手な分野なのでとても興味深く読みました。

伊勢丹に入った時の事や、バーニーズ・ニューヨークでの苦労、福助を再生した話などエピソードとしても面白い話がたくさんです。
私が一番感動したのは、藤巻さんは仕事をするためにスキルとして人を巻き込んでいるのではないということ。
楽しいことをしたい、ワクワクする仕事がしたい、そういったことを共有できる人と一緒に仕事がしたい!という一念でずっとやってこられたのだなと思います。
最近はスキルや人脈等の文脈でコミュニケーションが語られることが多いですが、藤巻さんのような生き方がいいなぁ。

詳しい内容は、全3章にそれぞれ10-20個くらいの小題があり全50個の仕事術が書いてあります。
その中で私が心に残った言葉は、以下です。
・ステージが上がるほど、視線の平等とイメージ力を意識する
・年下にはこちらから質問してあげる
・自分の話したくないことを話す
・自分に自信のない時はスピード感

最初のほうに書いてあるけど、ほんとにこの人はホスピタリティがあふれた人だなぁと感動しました。
そして自分をさらけだす勇気のある人。

いつも朝日新聞土曜日のBeで見る藤巻さんとは違った一面が感じられ、こちらも勇気をもらえる一冊でした。


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