書評 – 「20円」で世界をつなぐ仕事

仕事(おもに医療)

“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事“想い”と“頭脳”で稼ぐ 社会起業・実戦ガイド 「20円」で世界をつなぐ仕事
著者:小暮 真久
販売元:日本能率協会マネジメントセンター
発売日:2009-03-21
おすすめ度:5.0
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元マッキンゼーの小暮さんが書いた、「Table for two」(http://www.tablefor2.org/jp/index_jp.html)というNPOとご自分の軌跡を描かれた本です。

一言で言うと、「納得」という本でした。

・みんな社会の役に立ちたいと思っている
・しかし行動に出るためには何かしらのバリア(物質面、精神面)がある
・それを簡単に乗り越えられる仕組みを作るのが社会起業

という、至極まっとうでシンプルなことを書かれています。

読んでいると、「なるほど!」というより「そうそう!」と思う事が多く、一種の青春小説的な読み物に感じます。
(ちなみにTable for twoのコンセプトは、先進国の肥満の人が少しだけ高めのヘルシーなご飯を買うと値段の中から20円が寄付され、それがアフリカの子供たちの食事1食分になる、ということみたいです。先進国の肥満と後進国の貧困が同時になくなるというWin-Winの仕組み作りをされています)

すごくいい仕組みだなと思うと同時に、自分も周りを納得させられる仕組みを早く作りたいと思った次第でした。


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